男児死亡…意識不明だった生後5カ月 母に浴槽へ落とされたか…個人事業主の41歳 浴室は1階 仕事から帰った父が通報、2階であおむけの男児が呼吸せず
上尾市の住宅で生後5カ月の長男を浴槽に落下させ、母親が逮捕された事件で、上尾署は16日、意識不明となっていた男児が搬送先の病院で死亡したと発表した。
署によると、14日午後5時45分ごろ、母親で個人事業主の女(41)=同市井戸木3丁目=が湯が張られた自宅1階の浴槽内に長男を落下させ、水没させる暴行を加えた。仕事から帰宅した女の40代の夫が2階であおむけになっている長男を発見して119番した。
署は16日、女を殺人未遂容疑でさいたま地検に送検。今後、司法解剖で死因を特定し、殺人容疑への切り替えを視野に捜査する。
■3人暮らしの家族、トラブル相談なし(以下、初報記事)
生後5カ月の長男を浴槽に落下させるなどの暴行を加え殺害しようとしたとして、上尾署は15日、殺人未遂の疑いで、上尾市井戸木3丁目、母親で個人事業主の女(41)を逮捕した。長男は救急搬送時、意識と呼吸がなかったという。女は「殺害しようとしたことは間違いありません」と容疑を認めており、署は犯行に至った経緯を慎重に調べている。
逮捕容疑は14日午後5時45分ごろ、湯が張られた自宅1階の浴槽内に長男を落下させ、水没させる暴行を加え、殺害しようとした疑い。
署によると、14日午後6時ごろ、仕事から帰宅した女の40代の夫が、2階であおむけになっている長男を発見。意識がなく、呼吸をしていなかったことから119番した。女や夫への聴取などから犯行を特定した。
女は3人暮らし。県警は現時点でトラブル、相談などについては把握していないという。
■健診で問題なく
上尾市こども保健センタ―によると、女と長男は市の行う初めての健診「4カ月児健康診査」を通常通り受けており、乳児の発達状況には全く問題がなかったという。相談の有無についても希望がなく、カウンセリングなどを受けた記録はなかった。
市は妊産婦らを対象にした「小児科・産婦人科オンライン相談」を行っており、メールで24時間受け付けている。同センターは「何に困って、どういう状況にいるのか分かれば、児童相談所などとも連携できた」としている。










