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婦人服の「インクリース」が破産開始決定 ネット販売拡大で来店客減少 商業施設にテナント出店も 東京、埼玉、神奈川で6店舗【倒産情報】

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    婦人服の「インクリース」が破産開始決定

  • 【地図】坂戸市(背景薄緑)

    坂戸市の位置

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 東京商工リサーチ埼玉支店によると、婦人衣料販売のインクリース(坂戸市)は1日、さいたま地裁川越支部から破産開始決定を受けた。破産管財人には段貞行弁護士(段貞行法律事務所、所沢市)が選任された。負債総額は債権者66人に対し約8840万円。 

 同社は1994年11月創業、2018年10月に法人化。婦人衣料や服飾雑貨の販売を手掛け、商業施設のテナントとして婦人服店「インクリース」を運営。2022年6月時点では東京都、埼玉県、神奈川県に6店舗を展開していた。

 しかし、資金面で余力を欠く運営が続く中、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛やネット販売の拡大などで来店客数が減少。売上が低下し、赤字決算が続いた。2024年5月ごろに事業を停止し、今回の措置に至った。

=埼玉新聞WEB版=

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