懲戒解雇…郵便物を隠していた郵便局員 ロッカー点検中、私物のかばんから発見 告訴状を提出 局員は40代男性、隠した理由は「誤配達に気付き回収したが、時間がたって今さら報告できず」
2025/10/10/10:34
日本郵便関東支社は9日、新越谷郵便局の40代男性局員が、自分が受取人ではない郵便物2通を管理者に報告せず、私物の通勤用かばんに隠匿していたと発表した。同社は10月8日付で男性局員を懲戒解雇とした。
同社によると、6月25日に所属部署の管理者がロッカー点検を実施したところ、2023年8月末から隠されていた郵便物2通を男性局員の私物のかばんから発見。社内調査を行い、7月31日に正当な理由なく郵便物を隠匿したとして、郵便法違反で警察に告訴状を提出した。男性局員は06年1月から勤務している1年間の期間雇用社員。郵便物に毀損(きそん)はなく、差出人と受取人に対しては、意向に沿って対応するとしている。
男性局員は「誤配達に気付いて回収したが時間がたっており、今さら管理者に報告できないと思って自分のかばんに隠した」と話している。
同社は「今後こうした事案が発生しないよう、指導を徹底していく」とコメントした。










