埼玉新聞

 

ハイデイ日高が好調 純利益32%増の25億円、過去最高を更新 新メニュー「コリ旨!砂肝」の開発、生ビールなどの割引キャンペーンが奏功 ちょい飲み需要を取り込み…注文数や客数が伸長、コスト増加分を吸収

  • 【企業】日高屋1ー看板、ロゴ

    ハイデイ日高、純利益過去最高

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 外食チェーンのハイデイ日高(さいたま市大宮区)は6日、2025年3~8月期単体決算を発表。純利益は前年同期比31・9%増の24億9千万円と過去最高を更新した。

 主力の「熱烈中華食堂日高屋」では細麺、太麺ともに製造方法をリニューアルし支持を集めた。また、大手食品会社と協力した新おつまみメニュー「コリ旨!砂肝」の開発や夏場の生ビール、ハイボールの割引キャンペーンが奏功し、ちょい飲み需要の取り込みにも成功した。これにより注文数、来店客数ともに伸長し、人件費や物流費、水道光熱費などの各種コスト増加分を吸収した。

 店舗戦略では前橋市や茨城県結城市など北関東エリアを含む首都圏に11店を新規出店。各種ポイントやキャッシュレス関連キャンペーン、コロナ禍で短縮していた営業時間の延長効果もあり、売上高は14・4%増の307億5400万円と過去最高額を記録した。営業利益は31・8%増の36億6300万円、経常利益は30・3%増の36億8千万円だった。

 26年2月期の単体業績予想は従来予想を据え置いた。

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