埼玉新聞

 

墓参り中に電話…男性会社員、2266万円を失う 名前を言う人からスマホに電話「協力して」、返金されると信じて送金 その後、お金は戻らず…警察に確認、実在しない人だと気付いて詐欺発覚

  • 【ちなみ】パトカー11=事件事故イメージ

    埼玉県警

  • 【ちなみ】パトカー11=事件事故イメージ

 埼玉県警熊谷署は6日、東京都江東区の男性会社員(61)が特殊詐欺で、現金2266万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、8月14日から9月20日の間、男性のスマートフォンに警察官らを名乗る男から「ネット詐欺の犯人を捕まえたところ、自宅からあなた名義の預金通帳が出てきました」「無罪を主張するならば捜査に協力してください」「お金の流れを調べる必要があるので、指定された口座にお金を振り込んでください」などと電話があった。信じた男性は8月21日と9月2日の2回、現金計2266万円を指定口座に振り込んだ。男性が熊谷市内に墓参りをしている時に電話を受けたという。「送金したお金を戻す」と言われたが振り込まれておらず、警察署に確認したところ、犯人が語っていた名前の警察官がいないことがわかり詐欺に気づいた。
 

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