全国的に珍しい…軍国主義教育の象徴「奉安庫」 志木の小学校に今も 平和のための教材に「残したい」
2025/10/04/14:31
戦争が終わった80年前まで、「御真影」と呼ばれる天皇皇后の肖像写真や教育勅語を納めていた「奉安庫」が、志木市立志木小学校(石井都校長、児童数946人)の校長室に今も残されていることが分かった。中には教育勅語と書かれた巻き物などが入っている。軍国主義教育の象徴として、奉安殿(庫)は戦後、解体・撤去された。神社などに移され、再活用されるケースは県内でも幾つかあるが、学校内に現存する奉安庫は全国的にも珍しい。同市文化財保護審議会長の深瀬克(まさる)さん(81)は「平和のため、次世代の教育に生かしていけたら」と話している。










