【倒産情報】リフォーム工事の山久が破産開始決定 不動産市況の低迷響く 埼玉・川越
2025/09/29/14:59
帝国データバンクによると、リフォーム工事の山久(川越市)は10日、さいたま地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債は約5400万円。
破産管財人には、栗原啓太弁護士(寄居法律事務所、さいたま市浦和区)が選任されている。財産状況報告集会期日は11月26日午後2時。
同社は、2004年4月設立。当初は戸建て住宅の建築を中心に、給排水設備工事を手がけ、県西部地区を営業エリアに特定顧客から安定した受注を確保。2008年2月期には年売上高約2億2000万円を計上していた。
しかし、その後は不動産市況の低迷や同業他社との競合など、取り巻く環境が厳しさを増したことを受け、収益面の向上を図るべくリフォーム工事の分野に傾注していた。近年は、リフォーム工事を主体に新築工事も施工していたが、新型コロナ禍の影響により業況は急激に悪化。支え切れなくなり、事業の継続を断念した。
=埼玉新聞WEB版=










