埼玉新聞

 

パート女性、3790万円を失う 「2カ月無料」に誘われ「審査に合格した」とメッセージが届く…信じて1カ月かけ送金 “当たった”と連絡が続き、詐欺に気付いた57歳

  • 【ちなみ】パトカー1=事件事故イメージ

    埼玉県警

  • 【地図】さいたま市西区

    パート女性3790万円被害、SNS投資詐欺=さいたま市西区

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  • 【地図】さいたま市西区

 埼玉県警大宮西署は24日、さいたま市西区のパート女性(57)が交流サイト(SNS)型投資詐欺で、現金3790万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、女性は7月7日ごろから約2カ月にわたって、SNSを通じて投資家をかたる人らから「AI資産成長計画の審査に合格されました。これから取引口座の開設方法をご案内します」「多く投入するほど利益も増えます」などとメッセージを受けた。信じた女性は8月11日から9月13日までの間、8回にわたってインターネットバンキングを使用して、容疑者らが管理する口座に現金計3790万円を送金した。

 女性は7月7日に動画投稿アプリで著名な投資家をかたり、「お薦めの銘柄を教えます。最初の2カ月は無料です」などと書かれた広告にアクセス。その後、メッセンジャーアプリへ誘導され、アシスタントを名乗る人たちのグループに招待され、投資アプリのインストールを促された。「新規上場株が当たった」と短い期間で2回連絡があったことから詐欺を疑い、9月19日に110番した。
 

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