デフリンピックをPR 県内を巡回のPRカー、さいたま市役所に到着 デフスポーツを知って応援を…イベントに陸上女子の門脇翠選手、手話交え決意「女子リレーで初のメダル取る」
2025/09/24/15:11
11月に開催される「東京2025デフリンピック」(15~26日)の認知度向上や機運醸成を図ろうと、全国を巡回するPRカーが22日、さいたま市役所に来庁した。市役所で実施されたPRイベントにはさいたま市出身、在住で陸上女子の門脇翠選手(33)=東京パワーテクノロジー=が参加。「女子のリレーで初めてのメダルを取ることを目標に頑張りたい」と、手話を交えて決意を語った。
デフリンピックとは聴覚障害を持つアスリートが参加する世界最高峰の総合スポーツ大会。埼玉県内では競技は開催されないが、22日から27日にかけてPRカーが県内を巡回し、初日(22日)の巡回最終地として夕方にさいたま市役所に到着した。イベントでは大会の紹介やメダルレプリカ、漫画イラスト入りパネルの展示のほか、鮮やかに色付けされたPRカーの前での記念撮影などが行われた。
門脇選手は2015年にアジア太平洋ろう者競技大会で100、200メートル、400メートルリレーで3冠を達成するなど、国内外で輝かしい成績を収めた。その後、日本デフ陸上競技協会で理事や副会長を務め、社会貢献活動を行ってきた。デフリンピックの東京での開催が決まり、競技復帰を果たしたという。
2度目のデフリンピックには1600メートル混合リレーと400メートル女子リレーに出場する。女子リレーでのメダル獲得を目標に掲げ「デフスポーツはまだまだ認知度が低い。活動をPRし、メダルを取ることで競技やデフスポーツを知ってほしい。応援してください」と力を込めた。










