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金属スクラップ卸売の飯塚商店が破産申請 埼玉・上尾 負債は4億5千万円

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    金属スクラップ卸売の飯塚商店が破産申請

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 東京商工リサーチ埼玉支店によると、金属スクラップ卸売の飯塚商店(上尾市)が8月27日付で破産申請を武藤純人弁護士(開倫総合法律会計事務所、東京都千代田区)ほか1人に一任したことが分かった。負債総額は現時点で約4億5千万円と見込まれるが、今後変動する可能性がある。

 同社は1953年5月に創業し、95年7月に法人化した。鉄・非鉄・電線・アルミ・ステンレスなどの金属スクラップの買い取り、販売を主力に産業・一般廃棄物の収集運搬なども行っていた。2000年代半ばに実質の本社地に買い取り専用のヤードを設け、近年は10~20億円台を売り上げていたとみられる。しかし、スクラップ価格の変動で採算性に乏しく資金繰りも借入金に依存していた。近時は売り上げも減少し今回の措置となった。

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