埼玉新聞

 

過去最多を更新…埼玉の高齢者は198万8521人、総人口の27% 山間部では若者が流出…市町村別65歳以上の構成比、最高は東秩父 鳩山、小鹿野と続く 高齢者の増加率では横瀬が最高

  • 【ちなみ】県人口

    埼玉の高齢者は198万8521人

  • 【ちなみ】県人口

 埼玉県によると、65歳以上の高齢者人口(2025年1月1日現在)は、前年比4012人増の198万8521人、総人口に占める割合は0・1ポイント増の27%だった。75歳以上の後期高齢者数は114万9383人で、割合は0・7ポイント増の15・6%。いずれも1979年の調査開始以来、最多を更新した。

 男女別の高齢者数は、男性が89万1972人、女性が109万6549人で、女性が男性より20万4577人多く、04年以降男女差が10万人を超えている。

 市町村別で65歳以上の構成比が最も高かったのは東秩父村で48・6%。鳩山町が47・1%、小鹿野町が42・7%と続いた。最も低かったのは戸田市で16・9%だった。最も高齢者の増加率が高かったのは横瀬町で2・5%、最も低かったのは八潮市で、0・9%減少した。

 県高齢者福祉課は「秩父地域は総人口の37・3%が高齢者。山間部では若者が流出してしまう一方で、東京に近い方は若者が多く、南部では高齢者割合が21・9%にとどまる」と分析した。

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