【台風15号】埼玉でさらに150ミリの雨予想 降り始めから100ミリ超えた地点も 線状降水帯発生の恐れ続く
熊谷地方気象台は5日、台風15号に関する埼玉県気象情報を発表した。
台風第15号は、5日昼過ぎから夜のはじめごろにかけて関東甲信地方に最も接近する見込み。埼玉南部、北部では、5日夕方にかけて、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水、土砂災害に警戒するよう呼びかけている。
埼玉県では、5日昼過ぎから夜のはじめごろにかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある。
[雨の実況]
降り始め(4日午前0時)から5日午前11時までの降水量(アメダスによる速報値)
秩父市浦山 111・0ミリ
鳩山 98・5ミリ
秩父市三峰 98・0ミリ
飯能 85・0ミリ
ときがわ 84・5ミリ
秩父 80・5ミリ
鴻巣 76・0ミリ
久喜 73・5ミリ
熊谷 69・5ミリ
所沢 68・5ミリ
秩父市上吉田 63・0ミリ
さいたま市桜区 63・0ミリ
[気象概況]
台風15号は、5日午後2時には、伊豆市付近を1時間におよそ65キロの速さで東北東へ進んでいる。中心の気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル。
関東甲信地方には5日昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて最も接近する見込み。埼玉県では、台風周辺の暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となっており、激しい雨の降っている所がある。引き続き、5日夜遅くにかけて、台風周辺の暖かく湿った空気や台風本体の発達した雨雲の影響を受ける。
[雨の予想]
埼玉県では、5日夜のはじめ頃にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所がある。5日に予想される1時間降水量は多い所で、
南部 60ミリ
北部 60ミリ
秩父地方 40ミリ
5日正午から6日正午までに予想される24時間降水量は多い所で、
南部 150ミリ
北部 150ミリ
秩父地方 120ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがある。
=埼玉新聞WEB版=










