後ろ盾をしている春日部市の不良グループのメンバーらに対して自身の護衛や車を使った送迎をさせるなどの労務を要求したとして、県公安委員会は1日、春日部市小渕、指定暴力団住吉会傘下組織の無職男(31)に暴力団対策法に基づく再発防止命令を出した。
県警組織犯罪対策(組対)1課によると、男は昨年7~9月、不良グループのメンバーの男性らに対して見返りを与えずに祭り会場で自身の護衛をさせたり、自宅まで車で送迎させた。
県公安委員会は今後も同様の行為を繰り返す恐れがあるとして、再発防止命令を発出した。男は事実を認め「間違いありません」と話しているという。