埼玉新聞

 

「沼プー」、アジア最大級の国際映画祭へ さいたまの沼影市民プール、最後の夏を記録した映画が完成 世界が注目…韓国・釜山の映画祭へ、正式出品決まる 全国公開は来年夏

  • 映画「沼影市民プール」の(左から)太田信吾監督、同プール元所長の会田孝志さん、プロデューサーの竹中香子さん

    映画「沼影市民プール」の(左から)太田信吾監督、同プール元所長の会田孝志さん、プロデューサーの竹中香子さん=8日、さいたま市大宮区

  • 沼影市民プールのスライダー(太田信吾監督提供)

    沼影市民プールのスライダー(太田信吾監督提供)

  • 映画「沼影市民プール」の(左から)太田信吾監督、同プール元所長の会田孝志さん、プロデューサーの竹中香子さん
  • 沼影市民プールのスライダー(太田信吾監督提供)

 都市開発によって50年超の歴史に幕を閉じた沼影市民プール(さいたま市南区)。最後の夏を記録した映画「沼影市民プール」が完成し、9月に韓国・釜山で開催されるアジア最大級の国際映画祭への正式出品が決まった。突然のプール閉鎖を告げられた利用者やスタッフの思いに迫った太田信吾監督(39)は「都市開発のもとで失われていく公共プールの記憶を共有しながら、公共空間の喪失に伴い求められる心のケアについて、皆さんと共に考える場になれば」と願う。

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