夏のボーナス4・2%増 1人当たり42万3千円支給 埼玉県内の企業 埼玉りそな産業経済振興財団の調査
2025/08/24/10:51
埼玉りそな産業経済振興財団は21日、県内企業の2025年夏のボーナス支給状況をを発表した。アンケートは県内企業1036社を対象に実施。340社(32・8%)が回答した。
支給総額を支給人員で割った1人当たりの支給額は42万3451円で前年実績の40万6449円から4・2%の増加。個別業種でみると、一般機械が前年比でマイナス6・5%、輸送用機械がマイナス10・5%と減少した一方、建設、宿泊・飲食はいずれもプラス16・8%と大幅に増加した。
全体ではコロナ禍の影響で19~21年は減少が続いたが、経済活動の回復を背景に22年からは増加傾向。昨年は支給対象人員の増加で1・3%増と伸び率は鈍化したものの、今年は4・2%増と再び高水準に回復した。支給総額も5・0%増の119億7200万円といずれも4年連続の増加となった。
冬のボーナス支給予定額は、前年比で「増加」とする企業が27・7%、「変わらない」が55・7%、「減少」が11・0%、「支給しない」が5・7%だった。
財団は「堅調な業況による収益確保の期待感に加え、人手不足への対応で待遇改善を継続する企業が多い」と分析している。










