カップ麺製造のヤマダイ（茨城県八千代町）は「ニュータッチ凄麺」のご当地シリーズから30商品目となる「埼玉スタミナラーメン」を25日に新発売する。

　通称「スタミナ」と呼ばれる同ラーメンは、上尾市やさいたま市周辺で長年愛されるソウルフード。上尾のラーメン店「娘娘」や西大宮の「漫々亭」などで提供される看板メニューとして県内外のラーメン通からも絶大な支持を受けている。

　しょうゆベースのスープにニラやひき肉、豆板醤を入れた「ピリ辛」のあんかけが特徴で、別添えの「特製スタミナだれ」を入れるとより店舗に近い味わいが再現。あんかけとの相性抜群なノンフライ中細麺を採用した。

　ふたの裏側には商品化のこだわりや地元観光スポットなど、さいたま観光国際協会（さいたま市大宮区）の「裏ばなし」なども掲載。同協会は「ヤマダイの担当者の方がいくつもの店に足を運び、ラーメンの歴史や地元の空気感をくみ取りながら開発されたと聞いている。辛うまのスタミナを食べて汗と一緒に暑い夏を吹き飛ばしましょう」とメッセージを寄せた。

　ヤマダイの「凄麺ご当地シリーズ」は現在、札幌みそ（北海道）、博多とんこつ（福岡）、喜多方（福島）など全国29種類のご当地麺を発売。埼玉関連の商品としては2016～20年に発売した「さいたま豆腐ラーメン」に次ぐ2番目となる。

　希望小売価格は税込み300円。全国のスーパーマーケットやドラッグストアなどで発売する。