「家族に危害」…現金引き出し盗んだ疑いで美容師の女逮捕 親族が犯行で失敗「責任を取らないと…」 防カメの捜査から犯行を特定
2025/08/19/08:38
県警組織犯罪対策(組対)3課と熊谷署は18日、窃盗の疑いで、千葉県柏市根戸、美容師の女(55)を逮捕した。
逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀し、7月21日午前8時50分ごろ、不正に入手した2枚のキャッシュカードを使い、同市柏1丁目地内のコンビニエンスストアに設置されたATMから4回にわたり、現金合計60万円を不正に引き出し窃取した疑い。「ATMでお金を引き出し盗みました」と容疑を認めている。
同課によると、女の親族が同種の犯行で失敗したことで、特殊詐欺グループから「失敗の責任を取らないと、家族や周囲の人に危害を加える」と指示されていた。スマホを購入するように指示され、指示役とは秘匿通話アプリでやりとりし、窃取した現金は指定された県内や都内の自動販売機の裏に置いていた。
同23日に金融機関から「口座から不正な引き出しがある」と県警に通報があり、防犯カメラの捜査から女の犯行と特定。犯行に使用されたキャッシュカードは、熊谷市の無職女性(86)のもので、同20日から4日間にわたって計240万円が引き出されていた。同課は女がキャッシュカード盗の受け子としても関与したとして、余罪を調べている。










