埼玉新聞

 

お薦めは「なつめカラメルプリン」 藤井聡太王将の「勝負おやつ」、開発したシェフが4年がかりで完成 深谷のTAIKEIDO NEO Garden Cafe 地元農場の卵黄のみ使用、口当たり滑らかな逸品

  • なつめカラメルプリン

    なつめカラメルプリン

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 深谷市仲町にあるカフェ「TAIKEIDO NEO Garden Cafe」。薬局などを手がける1913年創業の大慶堂が運営する。玄米と野菜がおいしく食べられる店で、「薬膳ハンバーグ(ドリンク付き)」(税込み1480円)などのメニューが人気を集め、地域住民や観光客に親しまれている。

 シェフの加藤光輝さん(49)は同市出身。ホテル、結婚式場、ビストロなどさまざまなジャンルで腕を振るってきた。3月8、9日に同市血洗島の旧渋沢邸「中の家(なかんち)」で行われた将棋の「ALSOK杯第74期王将戦」7番勝負第5局では、期間限定特別メニューとして開発した「宝玉のクリームブリュレ バニラアイス添え」を藤井聡太王将が注文している。

 お薦めは4年がかりで完成したという「なつめカラメルプリン」(税込み500円)。卵は地元の田中農場の卵黄のみを使い、ナツメのカラメルを使用している。蒸し焼きにしているプリンを食べてみると、口当たりが滑らか。カラメルとの相性も抜群で、一口食べるとスプーンが止まらなくなる逸品だった。

 加藤さんは「これからもお客さんのニーズに合わせていき、地元に愛される地域一番の店を目指していきたい」と話していた。

【メモ】TAIKEIDO NEO Garden Cafe 深谷市仲町5の1の1階(電話048・571・0216)。営業時間は午前11時~午後6時。定休日は火、水曜。JR深谷駅から徒歩で約5分。

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