埼玉新聞

 

おわび…館長処分、テーブルを買えず 備品修繕も断念、年度内に必要だった 公民館のテーブル購入費は計260万円以上、修繕は108万円以上、予算は未執行に 怠慢の館長「間に合わないので諦めた」

  • 【地図】志木市

    備品修繕や購入の手続きを怠る 職員を戒告=志木市

  • 【地図】志木市

 志木市は13日、事務手続きを行わず、昨年度中に必要だった備品の修繕や購入ができなかったとして、公民館「いろは遊学館」の男性館長(59)を、同日付で戒告の処分にしたと発表した。

 市教育総務課によると、館長は2024年8月まで、いろは遊学館の備品修繕(24年度予算108万9千円)、会議用テーブル購入(同176万6600円)、宗岡公民館の会議用テーブル購入(同84万840円)について準備を進めていたが、入札の手続きをしなかった。その結果、年度内に必要だった椅子の修繕や、テーブルの追加購入、買い替えができなかった。館長は「年内(12月まで)に発注しようと考えていたがやらずに年を越してしまい、間に合わないため諦めた」と話したという。計上していた予算は未執行扱いとなり、現在も備品の修繕や購入は行われていない。

 今野美香教育政策部長は「職員の服務規律の順守については、注意喚起をしたところですが、このようなことが起きてしまったことに対して、深くおわびを申し上げます」とコメントした。
 

ツイート シェア シェア