香料や香りを拡散する放香器を製造販売するプロモツール（本社・東京都文京区）は1日から、さいたま市の新たなふるさと納税返礼品として「フルオーダーメイド香水」の提供を開始した。

　香りをデザインし、作り出すのは、さいたま市に2023年7月に開設した「プロモツール香り技術研究所」（北区宮原町）の若手一流調香師2人。大手航空会社の空港内ラウンジや高級ホテルなどにオリジナルの香りを提供してきた経験を基に、対象者の思いや希望のイメージ、使用するシーンを聞いた上で、丁寧に香りを組み立てていく。

　香水瓶に使うフレグランスボトルは、さいたま市で「ガラス工房ゆばな」を経営するガラス工芸作家・渡辺ゆう子さん＝同市在住＝がハンドメードで製作。地域の技術と芸術が融合し、世界に一つしかない香水が完成する。同社は地域ブランディングと香りについて、「さいたま市が香りであふれ、県外の多くの方々に香りを通して“香りの都さいたま”の素晴らしさを感じ取っていただけることを願っています」とコメントした。

　寄付額は170万円（税込み）。ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」から申し込みできる。

　問い合わせは、同社（メールcontact@promotool.jp）へ。