埼玉新聞

 

全国有数のブルーベリー、晩生種の摘み取りが旬に 美里の観光農園、丸々と実り色づきも順調…強い甘みと程よい酸味「ぜひ味わって」

  • ブルーベリーの摘み取りを楽しむ子どもたち

    ブルーベリーの摘み取りを楽しむ子どもたち=5日、美里町甘粕の池田ブルーベリー園

  • ブルーベリーの摘み取りを楽しむ子どもたち

 全国でも有数のブルーベリーの産地、美里町の観光農園で晩生(おくて)種の摘み取りが旬を迎えた。8月下旬まで楽しめる。

 同町甘粕の「池田ブルーベリー園」(池田政喜園主)は豊かな甘みと爽やかな酸味が味わえるティフブルーなど約300本を栽培。同園の池田静香さんは「今年は梅雨時も雨が少なく晴天の日が続き、虫もつかず丸々と実り色づきも順調。例年よりも甘みが強く程よい酸味との相性をぜひ味わってほしい」と来園者を心待ちにしている。

 家族で来園した東京都町田市の林咲良さん(8)は「暑い中、頑張って収穫したブルーベリーを冷やして涼しいお部屋の中で早く食べたい」と話した。

 かつて養蚕業で栄えた美里町は、桑畑の耕作放棄地を生かし、1999年からブルーベリーの生産を開始。生産農家は約70戸で、うち10戸が美里観光農園の会(小川幸子会長)を組織して摘み取りによる販売を展開している。

 天候などにより収穫量が左右されるため、来園時には開園状況や摘み取り料金について事前連絡が必要。

 問い合わせは、同園(電話0495・76・2053)へ。

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