<高校総体>体操女子、ふじみ野・川上紗輝が個人総合2位 2連覇狙うも平均台は予選で落下 目標はロス五輪でメダル…夢へ向け視線上げる 埼玉県勢の団体総合女子はクラークが5位、男子・埼玉栄が5位
2025/08/06/10:49
全国高校総体(インターハイ)第13日は5日、島根県立体育館などで行われ、体操の個人総合で女子の川上紗輝(ふじみ野)が55・450点で2位となった。団体総合は女子のクラーク(岸、若月、梶谷、馬場)が157・100点で5位、男子の埼玉栄(宇都宮、小沢、柴沼、会田)が228・900点で5位だった。
■連覇逃すも夢へ笑顔/ふじみ野・川上
女子個人総合で2連覇を狙ったふじみ野の川上紗輝は55・450点で2位だった。種目別では段違い平行棒で3位、跳馬と床運動で4位と安定していたが、平均台は7位となった。「平均台は予選で落下し、決勝は守りに入ってしまった」と悔やんだ。
予選で攻めの姿勢を貫き、平均台では難度の高い技に挑むも失敗。それでも前評判通り2位通過。実力通りの演技を披露したが、「予選を終えて2連覇へ対する意識が強くなってしまった」と心が揺れ、難しい技を避けて競技を終えた。
4月の全日本選手権で4位。5月のNHK杯では5位に入るなど、国内トップクラスに食い込み、演技に自信がついた。ミスが原因で次の演技に影響を及ぼすこともあったが、克服へ向けて飽くなき探求心と強い意思を持ち合わせる。
目標はロス五輪に出場し、メダルを獲得すること。夢へ向けて視線を上げると「きょうは段違い平行棒が一番良かった。減点も抑えることができた。次は自分の演技に対してもっと集中して取り組みたい」と笑顔を見せた。










