埼玉新聞

 

SNSで「投資情報を…」 男性会社員1250万円だまし取られる 信じてネットバンクで振り込んでしまう 現金化しようとすると…手数料必要と言われ送金 さらに要求され詐欺を疑い警察へ相談し発覚

  • 【地図】三芳町

    三芳町の位置

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 東入間署は1日、三芳町の会社員男性(54)が約1250万円をだまし取られたと発表した。

 署によると、男性は6月上旬ごろから約1カ月間、交流サイト(SNS)を通じ、日本人女性を名乗る者らから「知人の親族がエネルギー関係の分析会社に勤めていて、投資情報を教えてくれる」などと言われた。信じた男性は6月11日から7月4日までの間、ネットバンキングで計6回、指定された口座に1250万5440円を振り込んだ。

 男性は最初、4回にわたり計125万円を投資したが、犯人側からその後、「分析会社の親族が退職するため取引情報が得られなくなる」と告げられた。

 取引の際に使うネット上の画面では8千万円の利益が出ていたため、現金化しようとしたところ、「100万円以上を現金化する場合には手数料を支払う必要がある」と言われ、指定された手数料を新たに計2回、約1125万円を送金した。

 男性はさらに500万円の手数料を要求されて詐欺を疑い、東入間署に相談に訪れたという。

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