埼玉新聞

 

大腸菌を検出…公園の“じゃぶじゃぶ池”利用中止に 水質検査は1週間ほど前に実施、体調不良の申し出なし 塩素滅菌の装置、停止していた

  • 【地図】行田市

    水城公園じゃぶじゃぶ池から大腸菌=行田市

  • 【地図】行田市

 行田市は31日、同市水城公園にある水城公園東側園地内のじゃぶじゃぶ池から大腸菌が検出された、と発表した。

 市都市計画課によると、水質検査は7月23日に行われ、同30日に100ミリリットル当たり1個の大腸菌が検出された。親水施設として利用されているじゃぶじゃぶ池が準拠する衛生基準では、大腸菌は検出されないことが求められている。23日に実施した施設点検時に、塩素滅菌装置が停止していることが発覚。同課は装置が稼働していなかったために滅菌効果が得られず、大腸菌が検出されたものとみている。現時点では、体調不良を申し出た利用者はいないという。

 市は30日に池の利用を中止。清掃と水質検査を行い、安全が確認され次第、再開する。再び利用できるまで2週間程度かかる見通し。
 

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