だまされた女性、50万円ほど失う…男女逮捕、詐欺の疑い 男2人は20代、駅ロッカーを介して犯行「レターパックを入れただけ」 すでに女性は800万円超の被害 カードを準備した女は18歳
2025/07/30/13:49
埼玉県警組織犯罪対策(組対)3課と浦和東署は29日までに、電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで、栃木県大田原市浅香3丁目、無職男(28)と京都市左京区一乗寺西杉ノ宮町、無職男(25)=窃盗などで起訴、栃木県大田原市の無職の女(18)を逮捕、再逮捕した。
逮捕、再逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀し、5月14日午後11時ごろから数回にわたり、名古屋市緑区の女性=当時(68)=に区役所職員などを名乗り「医療費の還付金があります」などと電話をかけ、信じた女性にATMで49万5350円を振り込ませ、さいたま市緑区の商業施設に設置されたATMで他人名義のキャッシュカードを使用して、現金49万6千円を引き出して窃取した疑い。
同課によると、25歳男は出し子で、28歳男と女は25歳男にキャッシュカードを提供した道具調達役とみられる。28歳男は都内の駅コインロッカーにキャッシュカードが入ったレターパックを入れていた。防犯カメラの精査などから犯行を特定した。
28歳男は「レターパックを預かり、コインロッカーに入れただけ」と容疑を一部否認し、25歳男と女は容疑を認めている。女性は合計で現金約822万円を振り込んでおり、28歳男は「何回かロッカーに行っている」と供述している。県警は匿名・流動型犯罪グループ(匿流)による犯行で、余罪があるとみて捜査している。










