埼玉新聞

 

公園に毒グモ「セアカゴケグモ」 テニスコート周辺で利用者が発見→約30匹を確認し、職員が駆除 公園周辺で週末には祭りを開催 かまれると痛みなどを伴う症状、市は注意を呼びかけ

  • 【地図】朝霞市

    公園でセアカゴケグモを確認

  • 【地図】朝霞市

 朝霞市は29日、同市膝折2丁目の市営「青葉台公園」内で特定外来生物のセアカゴケグモが確認されたと発表した。セアカゴケグモは攻撃性がないものの、毒を持っているため、かまれると痛みなどを伴う症状が出ることから、市職員が殺虫剤などで駆除し、公園内に注意喚起の看板や張り紙を設置した。

 市環境推進課と市文化スポーツ振興公社によると、今月27日午後2時ごろ、同公園西側に設置されているテニスコートの防球フェンス周辺で、利用者が発見し、公園管理事務所に届けた。職員らが現場を調査したところ、フェンスの幅約50メートルにわたり、約30匹のセアカゴケグモを確認。足で踏みつけたり、殺虫剤などで駆除した。

 翌28日午後、市職員らが現場周辺を含め同公園内を調査したところ、セアカゴケグモは見つからなかった。

 市によると、日本では青森県を除く46都道府県で確認されている。県内でも川越市や越谷市で見つかっているが、朝霞市は初めてという。

 8月1~3日まで同公園周辺では、市民祭り「彩夏祭」が開催される。市は「発見しても素手で触らないように」と注意を呼びかけるとともに「今後も確認された場合、随時ホームページなどで情報提供していく」としている。

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