ネットゲームで住所聞かれ→ゲームやめた経験ある女児も ネットに関連した犯罪への高まるリスク 埼玉県警が小学生向けにテスト作成 「家の写真や人が写っている写真は投稿しない」など呼びかけ
2025/07/30/07:27
県警サイバー対策課は、若年層がネット犯罪の被害に遭ったり、犯罪に加担するリスクが高まっていることから、ネットリテラシーを育もうと「サイバーテスト」を作成した。小学生向けのテストで、交流サイト(SNS)に潜む危険について早いうちに知ってもらおうという狙いだ。
テストはカラーテスト形式で3種類作成。フェイクニュースや不正アクセスなどに関して、選択問題や記述問題などで出題され、自身の知識を点数で確認することができる。今後は県内の小学校に配布する予定。
今月14日には、さいたま市中央区の市立与野八幡小の6年生107人を対象に実施した。サイバー対策課員がテスト前にネットリテラシーについてスライドを用いて講習。「家の写真や人が写っている写真は投稿しない」「すぐに家の人や先生に相談することが大切」と呼びかけた。
児童らは真剣にテストに取り組み、100点満点を取る児童も多かった。女子児童はネットゲームで見知らぬ人から住所を聞かれ、母親に相談してそのゲームをやめた経験があるといい、「テストを通じて、毎回同じパスワードにしていたことが危ないと分かった」。男子児童は「自分の写真を悪用されないように、スマホの使い方は親と話していきたい」と語っていた。










