気象庁によると、大型で強い台風9号は、28日午後7時現在、父島の東約210キロを1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいる。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。また、中心の南東側650キロ以内と北西側440キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。

　進路予想図によると、この後、台風9号はゆっくりと北上を続け、8月1日から2日にかけ関東に接近する見込みで、2日午後3時には、埼玉、東京など関東が広く予報円内となり、暴風警戒域に入る可能性が出ている。当初予報より進路が西寄りに変わった。

　今後の台風情報に注意するよう呼びかけている。

＝埼玉新聞WEB版＝