埼玉新聞

 

<高校野球>埼玉大会・準決勝、山村学園―叡明の見どころ 全5試合コールド勝利の叡明、18イニング無失点のエース増渕ら好調 山村学園も投手陣に自信、リードオフマン磯は驚異的な打撃

  • (左)5割7分1厘の高打率に小技も兼ね備える山村学園の4番畠山 (右)最速142キロの速球で奪三振を量産する叡明の右腕田口

    (左)5割7分1厘の高打率に小技も兼ね備える山村学園の4番畠山 (右)最速142キロの速球で奪三振を量産する叡明の右腕田口

  • (左)5割7分1厘の高打率に小技も兼ね備える山村学園の4番畠山 (右)最速142キロの速球で奪三振を量産する叡明の右腕田口

 第107回全国高校野球選手権埼玉大会は25日、県営大宮球場で準決勝が行われる。準決勝に残ったチームは全て夏の甲子園初出場を目指す4校。今春の選抜大会で4強入りした浦和実は初の決勝を狙い、昨夏準優勝の昌平と対戦する。初の4強と勢いに乗るAシード叡明は6年ぶりの決勝進出を目指すDシード山村学園と激突する。夢の初聖地に向けてあと2勝。熱戦の見どころを探った。

■第2試合 11時30分/山村学園VS叡明

 叡明は増渕、田口の両右腕を中心とした堅守が持ち味。山村学園も投手陣に自信を持ち、1点を争う接戦になりそうだ。

 叡明は全5試合をコールドで勝ち上がった。18イニング無失点のエース増渕、10回2失点の右腕田口は簡単に崩れない。守備陣は計3失策と投手を支える。打っては、共に8安打を放つ1番根本、2番青木の上位が相手投手陣の脅威。準々決勝では4番赤城、5番笘に2安打が生まれ、中軸も活性化してきた。

 山村学園は5試合で7投手が登板。準々決勝はエース横田が6回96球を投げただけに、浜本、亀田、菊村の2年3投手が中心の継投策になるか。リードオフマン磯は17打数15安打と驚異的な打撃を見せる。3番横田、4番畠山は打率5割超えと好調だ。計24犠打と堅実な野球で勝負する。
 

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