埼玉新聞

 

<高校野球>埼玉大会・準決勝、浦和実―昌平の見どころ 浦和実はエース石戸ら登板が濃厚、打線はチーム打率4割超 昌平は強力打線、3番諏江がけん引 最速140キロ超の3投手に注目

  • (左)変則的フォームで相手打者のタイミングをずらす浦和実のエース石戸 (右)全5試合で8安打10打点と打線をけん引する昌平の4番桜井

    (左)変則的フォームで相手打者のタイミングをずらす浦和実のエース石戸 (右)全5試合で8安打10打点と打線をけん引する昌平の4番桜井

  • (左)変則的フォームで相手打者のタイミングをずらす浦和実のエース石戸 (右)全5試合で8安打10打点と打線をけん引する昌平の4番桜井

 第107回全国高校野球選手権埼玉大会は25日、県営大宮球場で準決勝が行われる。準決勝に残ったチームは全て夏の甲子園初出場を目指す4校。今春の選抜大会で4強入りした浦和実は初の決勝を狙い、昨夏準優勝の昌平と対戦する。初の4強と勢いに乗るAシード叡明は6年ぶりの決勝進出を目指すDシード山村学園と激突する。夢の初聖地に向けてあと2勝。熱戦の見どころを探った。

■第1試合 9時/浦和実VS昌平

 浦和実は選抜大会を投げ抜いた石戸、駒木根の両左腕の登板が濃厚か。5試合で61安打50得点の強力な昌平打線が挑む。

 浦和実は5試合で5人の投手が登板。エース石戸は3試合で8回を投げて2失点。滑川総合戦では今大会最長の5回を投げるなど少しずつ状態を上げている。駒木根は9回1/3を投げて6失点。四死球7と少し安定感を欠く内容だが、上位進出を目指す上で欠かせない存在。チーム打率が4割を超える打線が援護したい。

 昌平は打力のある選手がそろう。打線をけん引する中軸は3番諏江が打率4割7分4厘と好調。花咲徳栄戦ではサヨナラ満塁、準々決勝は逆転3ランと勝負強い。10打点の4番桜井、打率4割超えの5番大倉が得点を重ねたい。最速140キロ超えの木下雅、窪田、東川の3投手が試合を締める。
 

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