埼玉新聞

 

高校野球に珍客 埼玉大会の準々決勝にハクビシンが乱入…グラウンド駆け回り、試合が5分中断 選手やベンチに笑顔も「リラックスできた」 ハクビシンは球場関係者が捕獲

  • 西武台―山村学園の試合中、グラウンドに乱入したハクビシン

    西武台―山村学園の試合中、グラウンドに乱入したハクビシン=23日午後、レジスタ大宮

  • 突如現れた珍客に球場の緊張がほぐれた

    突如現れた珍客に球場の緊張が一瞬ほぐれた

  • 西武台―山村学園の試合中、グラウンドに乱入したハクビシン
  • 突如現れた珍客に球場の緊張がほぐれた

 夏の全国高校野球選手権埼玉大会第11日の23日、試合が行われたさいたま市のレジデンシャルスタジアム大宮に、珍客が乱入し、試合が中断する一幕があった。

 珍客の正体はハクビシン。準々決勝の西武台―山村学園の試合に乱入した。球場の熱気に興奮したのか、山村学園の一回表の攻撃場面で一塁側ベンチから突如グラウンドに入り込み、ファウルゾーンからピッチャーマウンドまで上がり、二塁ベース付近まで駆け回った。選手たちは一瞬、何が起こったか分からない表情。球審がタイムを告げ、約5分間にわたって試合が中断した。ハクビシンは球場関係者によって捕獲された。

 グラウンドの選手や両チームのベンチからは、ハクビシンだと分かると笑顔も。山村学園の選手の一人は「いい意味でリラックスできた」と、珍客に緊張がほぐれた様子だった。

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