ふじみ野市は、物価高騰対策として、市内全世帯を対象に水道料金の基本料金を2025年9月から26年2月までの半年間の検診分を減免することを決めた。7月31日に開催する臨時議会で、物価高騰対応重点支援地方臨時交付金約3500万円に一般会計からの繰入金を合わせた事業費約2億円を計上した2025年度水道事業会計補正予算案を上程、可決されれば執行する。

　市はコロナ対策などにより、20年と23年に各2カ月分の水道料金を5万円を上限に無償にしたり、水道料金と下水道使用料の一律1万円分を減免している。

　市上下水道課によると、対象世帯は約5万5千件で、うち一般家庭は約5万4千世帯。一般家庭の約7割が使用している口径20ミリの場合、水道基本料金は2カ月1258円で半年分の約3800円が減免されるという。