埼玉新聞

 

華やいだ教室「お花畑のよう」…羽生の短大で浴衣の着付け授業 講師は日本舞踊の師範 浴衣のすてきな見せ方、踊りの楽しさ学ぶ

  • 浴衣を着て踊る学生と泰居真奈美さん(中央)

    浴衣を着て踊る学生と泰居真奈美さん(中央)=18日午後、羽生市下岩瀬の埼玉純真短期大学

  • 浴衣を着て踊る学生と泰居真奈美さん(中央)

 羽生市下岩瀬の埼玉純真短期大学(布施由起学長、学生数146人)で18日、1年生66人を対象にした浴衣(ゆかた)の着付け授業があった。日本文化の学びの一環で、毎年夏、行っている。浴衣を着ての踊りや模擬縁日も行い、浴衣の魅力を満喫した。

 着付けの講師は、市内在住の日本舞踊師範、泰居真奈美さん(60)。「純真では10年くらい、着付けと踊りを教えている。浴衣のすてきな見せ方、TPOはもちろん、踊りの楽しさも学んでいただいている」と話す。踊りは、「東京音頭」などを指導した。

 着付けの授業では、帯(おび)を浴衣の前で結んだ後、後ろに結び目をずらす方法で手際よく着た。着付けをした経験者もいて、上手に着た。泰居さんは「みなさん、楽しみながら、きれいに着てくれた。教室が、お花畑のように華やいだ」とにっこり。

 舘野七海さん(18)は「館林女子高校の時、純真のオープンキャンパスで着付け授業のことを知った。楽しみにしていた」と笑顔。白井美柚さん(19)は「羽生第一高校の時にも着付けを習っている。保育士になったら子どもたちに教えたい」と話した。

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