埼玉新聞

 

<高校野球>埼玉きょう準々決勝 昌平―川越東の見どころ 機動力野球と打線好調の注目カード 7安打9打点の4番桜井を軸に屈指の打撃力の昌平 4試合で14盗塁と相手守備の隙を逃さない川越東

  • 打たせて取る投球で試合をつくる川越東の右腕遠藤

    打たせて取る投球で試合をつくる川越東の右腕遠藤

  • 5回戦以降の組み合わせ

    5回戦以降の組み合わせ

  • 打たせて取る投球で試合をつくる川越東の右腕遠藤
  • 5回戦以降の組み合わせ

 第107回全国高校野球選手権埼玉大会は23日、県営大宮球場とレジデンシャルスタジアム大宮の2球場で準々決勝4試合を行い、4強が決定する。今大会は4回戦までにAシード浦和学院、前回優勝のCシード花咲徳栄が姿を消し、混戦模様。8強に残ったチームの中で夏の甲子園経験校は聖望学園のみとなった。公立勢ではDシード伊奈学園が1995年以来30年ぶりに8強入り。今春の選抜大会で4強の浦和実、昨夏準優勝の昌平がノーシードから準々決勝に駒を進めた。夢の甲子園切符まであと3勝と佳境に突入。実力校同士がしのぎを削る準々決勝の見どころを探った。

■勢いある2校が激突

 機動力野球の川越東と主砲桜井を擁する打線好調の昌平の注目カード。

 川越東は4試合で8人が計14盗塁。高い出塁率を誇る1番中島を中心に相手守備の隙を逃さない。投手陣は梅沢、遠藤の両右腕が柱。2年左腕古沢も安定感を武器に、昌平打線に立ち向かう。

 昨夏準優勝の昌平は4回戦で花咲徳栄との延長タイブレークを制し、勢いづいた。5回戦ではDシード上尾に17安打10得点で八回コールド勝ち。7安打9打点の4番桜井を軸に諏江、大倉らが並び、打撃力は県内屈指だ。

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