さいたま市教育委員会は16日、生徒の胸ぐらをつかむ体罰を行ったなどとして、北区の市立中学校に勤務する男性教諭（58）を地方公務員法に基づき、同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。

　市教委教職員人事課によると、男性教諭は2023年4月～今年4月ごろ、部活動や学校行事などの場面で自身が顧問を務める部活動に所属する生徒4人に対して、胸ぐらをつかむなどの体罰をそれぞれ1回ずつ行った。さらに、部活動では複数の部員に「ばか野郎」「やめちゃえ」などの暴言を浴びせる不適切な指導をした。

　男性教諭は市教委の聞き取りに「生徒をしっかりさせようとする気持ちが強く、感情が先走ってしまった。誠に申し訳ない。本件を重く受け止め、二度と同じ過ちを犯さないことを誓う」などと話しているという。