復旧の見込み「数カ月」 国道での落石で8・5キロが通行止め 路面上の落石は撤去済みものり面に不安定な岩塊が複数 埼玉・秩父の国道140号
2025/07/17/10:37
秩父市大滝の国道140号で11日夜に発生した落石によって、道の駅大滝温泉と贄川交差点間の約8・5キロが通行止めとなっていることについて、大野元裕知事は15日の定例会見で「人的被害はなく、路面上の落石は撤去済み。発生源と考えられるのり面に不安定な岩塊が複数確認され、安全面が確保できないという理由から、通行止めを継続している。復旧の検討を進めているが、現在の見込みでは数カ月を要する可能性が高い」と現状について説明した。
県によると、地元住民は付近の林道を生活道路としているため、市街地への行き来に大きな混乱は起きていないものの、落石箇所の奥に住んでいる小学生、中学生計5人がスクールバスを利用できず、保護者が送迎する状況が続いているという。大野知事は「建設中の大滝トンネルの活用も視野に入れて、通行止めの解消を早急にできないか検討している。緊急車両、スクールバスについては16日から暫定的に通行できるようにする」と述べた。










