未成年者誘拐の容疑で逮捕された男が別の女子中学生に対しても性交などをしていたとして、埼玉県警杉戸署は16日、不同意性交等と児童買春・ポルノ禁止法違反（製造）などの疑いで、東京都文京区湯島3丁目、医療事務の男（39）を再逮捕した。

　再逮捕容疑は5月22日午後、千葉市中央区の駐車場に駐車中の車内で、10代の女子中学生と性交し、性的な画像を撮影したなどの疑い。「年下の女の子が好きだった」と容疑を認めている。

　同署は5月、男が4月に県内の女子中学生を車に乗せてさいたま市まで連れて行くなどしたとして、未成年者誘拐の疑いで逮捕した。同署によると、男のスマートフォンから別の生徒を撮影したデータが見つかり、今回の事件が明らかになった。

■「マジで遊ぼう」と車に乗せて（以下、初報記事）

　杉戸署は5月28日、未成年者誘拐の疑いで、東京都文京区湯島3丁目、自称医療事務の男（38）を逮捕した。

　逮捕容疑は県内の10代女子中学生に交流サイト（SNS）で「ドライブとかは怖い？」「マジで遊ぼう」などとメッセージを送信し、4月7日午後0時50分ごろから同4時半ごろまでの間、乗用車に乗せて、さいたま市大宮区から久喜市内などに連れていくなどして誘拐した疑い。

　同署によると、男は事件前からSNSを通じて女子中学生と面識があった。父親が女子中学生の位置情報を確認したところ異変に気付き事件が発覚。その後、父親らが女子中学生を保護した。けがはなかったという。男は「駅で合流してレンタカーを借りてドライブした」と容疑を認め、「年下の女の子が好きで遊びたかった」などと供述しているという。