埼玉県警鴻巣署は14日、窃盗の疑いで、東京都港区在住で高校1年生の少女（16）を逮捕した。

　逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀の上、5月14日午後1時45分ごろ、北本市の女性＝当時（84）＝方を金融機関職員を名乗って訪れ、隙を見てキャッシュカード2枚を窃取。同日午後2時25分ごろから同2時半ごろまでの間、桶川市内のコンビニエンスストアに設置のATMで、窃取したキャッシュカード1枚を使用し、3回にわたり現金計50万円を引き出した疑い。

　同署によると、同日午前11時50分ごろから複数回、女性方に市役所職員などを名乗り「介護保険料を毎月多く徴収し、払い戻しの手続きができます」「キャッシュカードの磁気が古いので、替える必要があります」などと電話があった。その後、被害に気付いた女性が110番し、防犯カメラの映像から少女が浮上した。少女は「間違いありません」と容疑を認めているという。