埼玉新聞

 

男性死亡…鉄筋の下敷き 大型トラックの荷台で作業中、積んでいた鉄筋ごと1・6メートル下の地面に落下 鉄筋は10本が1束、1束の重さは200キロ 搬送先で死亡が確認される

  • 【地図】熊谷市

    鉄筋の下敷き、60歳男性死亡=熊谷

  • 【地図】熊谷市

 11日午後2時半ごろ、熊谷市下奈良の鉄筋の加工、運搬、施工管理会社「国井興業」で、会社員男性(60)=同市上須戸=が落下した鉄筋の下敷きになり、頭部外傷などのため搬送先の病院で死亡が確認された。

 熊谷署によると、現場は屋外の作業場。男性は1人で大型トラックの荷台に乗り、大型クレーンを操作。鉄くずなどを入れる金属製の箱(1辺約1メートル)をクレーンにつるしていたところ、何らかの原因で箱が男性にぶつかり、男性は荷台に積んでいた鉄筋ごと約1・6メートル下の地面に落下し、鉄筋の下敷きになったという。鉄筋は1本の直径が約2センチ、長さ約7メートルで、10本が1束になっていた。1束の重さは約200キロという。男性はリモコンを使い、クレーンを自分で操作していた。

 同署で事故原因を調べている。

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