埼玉新聞

 

男性重傷…自転車で走行中、追突される 追突した車は逃走→5時間後に現場に戻る 「事故を起こしたのは自分です」と話した男 自動車運転処罰法違反と道交法違反の疑いで逮捕 「お酒を飲んでいたので逃げてしまいました」と話す57歳

  • 【地図】桶川市

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 上尾署は7日、自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、北本市中丸7丁目、会社員の男(57)を逮捕した。

 逮捕容疑は6日午後11時25分ごろ、桶川市若宮1丁目の市道で普通乗用車を運転し、南東から北西方面へ進行中に自転車で走行中の会社員男性(45)=桶川市=に追突。全治不詳の右大腿(だいたい)骨骨折や肺挫傷の重傷を負わせ、そのまま逃走した疑い。男性は命に別条はないという。

 同署によると、事故現場は見通しのいい直線道路。通行人の20代男性が「『ドン』という音がしたので音がした場所に行くと、自転車と共に男性が倒れている」と119番した。男は事故から約5時間後の7日午前4時15分ごろ、現場に戻り「事故を起こしたのは自分です」と捜査員に申し立てた。

 調べに、「自転車に乗った人とぶつかり、お酒を飲んでいたので逃げてしまいました」と容疑を認めているという。男を確保した際に呼気からは1リットル当たり0・15ミリグラムの基準値を超えるアルコールが検出されており、同署は事故当時の飲酒状況などを捜査する。

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