女性3人組アイドルグループ「Task have Fun」の熊澤風花さん（23）＝埼玉県出身＝は2日、セカンド写真集「小さくて大切なもの」（秋田書店、税込み3630円）を、自身の誕生日当日に発売した。「アイドル史上最高傑作」とも称される熊澤さんは、写真集について「海外での撮影は夢だった」と笑顔で振り返る。取材では、地元埼玉で叶えたい目標や思いなど、熱い“埼玉愛”も語っていただいた。（森本勝利）

－セカンド写真集発売が決まった思いをお聞かせください。

　海外での写真集撮影は夢だったので、その夢が叶って本当にうれしかったです。20歳の時にファースト写真集を発売したのですが、このような短い期間で次の写真集が発売できることは、日ごろから支えていただいているファンの皆さまやスタッフの方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。

－今回はスリランカでの撮影でしたが、振り返ってみていかがでしたか。

　海外旅行ではなかなか行けないスリランカの地に行けたことは、貴重な経験となりました。現地の方々はフレンドリーな方が多くて、すれ違ったら手を振ってくれたり、地元の子どもたちが撮影中に映り込んでくれたり、日本とは違う人の温かさを感じました。

－おすすめのカットを教えてください。

　海岸沿いでの撮影で、綺麗な夕日に照らされた自然光で撮った一枚です。海をバックに太陽が大きく感じられて、この場所でしか撮れないカットに仕上がったと思います。そのほかにも思いが詰まった写真の数々が散りばめられているので、ぜひチェックしてほしいです。

－熊澤さんにとって、地元埼玉はどのような場所ですか。

　生まれ育った場所なのはもちろんですが、自然豊かな風景をどこにいても感じられるのが埼玉の良さだと思います。都心とは違う緑の良さがあって、お仕事から電車で帰る時に窓の外をふと見ると、そこに広がる光景、どこか安心する気持ちになります。

－埼玉のおすすめグルメやスポットなどを教えてください。

　グルメといえば埼玉銘菓「十万石まんじゅう」（行田市）は外せません。個人的にはサイボク（日高市）のお肉もおすすめです。スポットだと、ムーミンバレーパーク（飯能市）や三井アウトレットパーク入間は、よくお出かけしました。この夏は涼を求めて、秩父方面にかき氷を食べにいってみたいです。

－埼玉で叶えたい目標はありますか。

　埼玉の観光大使に就任したいです！「西武秩父駅前温泉 祭の湯」の広告モデルをグループで務めさせていただいたり、少しずつ埼玉に関わるお仕事が増えてきているので、いつかは地元をPRできる存在になりたいです。

　もう１つは有観客でのさいたまスーパーアリーナライブです。コロナ禍の時に、無観客配信ライブをアリーナで行ったのですが、その際に「次は有観客で戻って来てね」と言われて、その言葉がグループとして忘れられないものになっています。自分にとっては地元凱旋でもあるので、その目標は必ず実現したいです。

－最後にメッセージをお願いします。

　今回の写真集は、今の私にしか表現できない特別な一冊となりました。色々な挑戦をしているので、ぜひご覧いただけるとうれしいです。埼玉県民の皆さまは、自分にとって家族のような存在です。埼玉県民の代表として、地元の魅力と皆さまの温かさを伝えていけるよう頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします！

■熊澤風花（くまざわ・ふうか）

　2002年7月2日生まれ、埼玉県出身。

　16年にデビューした3人組女性アイドルグループ「Task have Fun」のメンバーとして活動。18年にはグラビアデビューを飾り、“アイドル史上最高傑作”として話題になる。

　25年3月19日にTask have Funの3rdアルバム『Have Fun Days』が発売。また、同年5月に結成9周年記念ツアー「THIS IS TASK」を開催。同年6月7日に日比谷公園大音楽堂で結成10周年キックオフワンマンライブ supported by UP-T「Taskの野音」を開催。

＝埼玉新聞WEB版＝