埼玉新聞

 

市役所の第二本庁舎が完成 埼玉・川口 7月27日に内覧会実施へ 8月上旬から順次、各課が移転して業務開始 開庁式は9月上旬に 1階にはカフェと郵便局も

  • 完成した川口市役所第二本庁舎=6月27日午前、川口市青木

    完成した川口市役所第二本庁舎=6月27日午前、川口市青木

  • 完成した川口市役所第二本庁舎=6月27日午前、川口市青木

 整備が進められてきた埼玉県の川口市役所第二本庁舎が6月27日、完成した。7月27日には市民も参加できる内覧会が行われる。8月上旬から順次、各課が移転して業務が始まり、9月上旬に開庁式が行われる。

 川口市役所第二本庁舎は、同市青木の市役所第一本庁舎の交差点を挟んだ北東側、かつての旧市役所本庁舎があった場所に建設された。鉄骨造り一部鉄筋コンクリート造り地上6階建て、免震構造で、第一本庁舎、立体駐車場とが連絡通路で結ばれる。

 1階にはカフェ「デイジイ」と郵便局が開設。来庁者用の託児室を3階に設置する。6階には最大480人を収容できる大会議室が置かれ、災害時には自家発電による非常用電源の確保と第一本庁舎への電力供給が可能となる。

 8月4日からは、教育総務部、学校教育部の各課が5階で業務を開始し、同12日からは、国民健康保険課、国民年金課、会計課、市民課が2階で業務を開始する。同18日からは固定資産税課、市民税課、国保収納課などが4階で、同25日からは子ども部などが3階で業務を開始する。

 また、第一本庁舎から第二本庁舎に移転する部署があることに伴い、移転後の第一本庁舎スペースに、現在は鳩ケ谷庁舎にある建設部、都市計画部、都市整備部が12月中をめどに順次移転。鳩ケ谷庁舎はその後、必要な修繕を行った後、市保健所の各部署が移転することを予定している。

 奥ノ木信夫市長は27日の会見で「市民の皆さまにはさらなる便利さを感じる庁舎になると確信している。高齢者にとっても、若い方にとっても便利で使いやすい市役所が目標」と話した。

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