好評…野菜の花を紹介した写真絵本、人気で第2弾を出版 深谷の農業カメラマン、じつは野菜が苦手 最も苦手な野菜はトマト…畑で見た姿に感動、野菜嫌いを克服 全国の親子にファン増える
2025/06/29/14:16
深谷市在住の農業カメラマン網野文絵さん(38)が果物の花を紹介した写真絵本「くだもののはな なんのはな?」(岩崎書店、税込み1540円)を30日に発売する。2023年に発行し、野菜の花を紹介した写真絵本「やさいのはな なんのはな?」(岩崎書店)に次ぐ第2弾。網野さんは「果物の花についても知ってもらえれば」と語る。
網野さんは山梨県出身。小さなころから野菜が苦手だったことを忘れ、種苗会社の広報担当として就職した。最も苦手なトマト畑に行った際、スーパーに並ぶ姿と違う一面が見えたことに感動し、野菜を克服。13年勤務後に独立し、現在は農業カメラマンとして幅広く活動している。
「やさいのはな なんのはな?」は販売後、わずか1年で1万5千部を突破するなど好評を集めた。23年度こども家庭庁「こども家庭審議会推薦児童福祉文化財特別推薦」として選定され、楽しみながら学べる絵本として、食育に関心を持つ人や全国の親子などにファンが増えている。
今回の絵本では約20種類の果物が登場。1年半の間、さまざまな果樹農家を回り、宮崎、愛媛、千葉、山梨、埼玉、茨城、群馬、海外の米国コロラド州にも撮影に行った。県内では長瀞町と深谷市のイチゴ農園で撮影を実施した。
出版記念イベントとして、29日午後2時から群馬県高崎市のイオンモール高崎2階の未来屋書店高崎店でサイン会を実施。7月27日午前11時から前橋市の煥乎堂、8月20日午前11時から加須市のカサモ関口商店でトークイベントを開催する。未来屋書店高崎店では8月27日~9月27日に写真展、9月14日にトークイベントも予定されている。
網野さんは「これからも生産者と消費者の間をつなげていきたい」と話していた。










