埼玉新聞

 

投資を持ちかけられ…男性4297万円失う 「スーパーAIはリアルタイムで市場を分析」SNS通じてメッセージ 信じた男性が振り込んでしまう 相談受けた長男が詐欺に気付き被害が発覚

  • 【地図】さいたま市緑区

    さいたま市緑区の位置

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 浦和東署は26日、さいたま市緑区の無職男性(77)が交流サイト(SNS)型投資詐欺で、現金計約4297万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、3月21日~5月15日にかけて、SNSを通じてファイナンシャルアナリストを名乗る女から株式投資の話を持ちかけられ、「最低参加金額はたったの20万円からで大丈夫です」「スーパーAIはリアルタイムで市場を分析し、優良株を選定します」などとメッセージがあった。信じた男性は4月20日~5月15日にかけて、容疑者らが管理する銀行口座に約2千万円を振り込んだ後、投資サイト上に1億円を超える利益が表示された。さらに利益を引き出そうとした際に2千万円の手数料を要求され、現金約2千万円を振り込んだという。

 男性は手数料を支払うために長男に相談し、長男が詐欺に気付いた。今月16日に男性と長男が来署して被害を申告した。

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