長期保全計画に基づく大規模改修工事を行っている県立武道館について、埼玉県は25日、愛称は「リプロ武道館」に決定したと発表した。リニューアルに合わせて公募を実施し、不動産・建築業「リプロ」（さいたま市中央区）がネーミングライツ（施設命名権）を取得した。

　県立武道館は、各種武道の全国大会を含む大会の試合会場などとして活用されている。完成から20年が経過し、第1期工事は2023年9月～24年3月に屋根や外装を改修した。第2期として、昨年9月から床の張り替えや照明の発光ダイオード（LED）化などの内装工事を行っている。

　県スポーツ振興課によると、ネーミングライツ料は年額約111万円（税別）で、使用期間は再オープンする8月1日～2028年3月31日。武道の普及や施設の維持管理などに充てられる予定。愛称の左側には、リプロのロゴが使用される。