勝手に…買い物した男女逮捕、80万円超を他人のカードで支払った疑い カードの持ち主2人、知らぬ間に 商品すでに転売 宅配業者が情報提供し発覚「時々配送が中止になったり、連日多く配送する部屋がある」
2025/06/23/12:59
他人名義のクレジットカード情報を悪用して商品を購入したとして、埼玉県警組織犯罪総合対策本部(組織犯罪対策2課)とサイバー捜査課、川口署は19日、電子計算機使用詐欺の疑いで、中国籍の東京都立川市高松町2丁目、無職の女(42)と大阪市西成区天下茶屋東2丁目、アルバイトの男(36)を逮捕した。
逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀し、昨年6月29日午前6時15分ごろと午前9時半ごろの2回、インターネットショッピングサイト2サイトで、不正に入手した他人名義のクレジットカード情報を無断で使用し、デジタル一眼カメラ2台(購入金額合計約89万7千円)を購入した疑い。県警は共犯事件のため認否を明らかにしていない。
組対2課によると、昨年3月、宅配業者から「時々配送中止になったり、連日多数の配送がある居室がある」と川口署に情報提供があった。居室は川口市内のマンションの一室で、名義人は男を代表とする会社と判明。送られていた荷物を調べると、ネットサイトで購入されたもので、2人の名義人が浮上した。2人に購入の心当たりがなく、フィッシング詐欺のメールにクレジットカード情報を入力していたことから、詐欺事件とみて捜査していた。
荷物は女方から川口のマンションに転送されていたことも判明。カメラは2台とも都内の古物商に売却されていた。女を1次荷受役と転送役、男を2次荷受役と転売仲介役と特定し、逮捕した。
同課は女とは別に複数の1次荷受役がいるとみているほか、指示役がいるとみて余罪を調べている。










