埼玉新聞

 

夏に推す一品…モモが一つ丸ごと鎮座「桃の王様パフェ」 鶴ケ島・グリーンフィンガーカフェ 「王様」と「お姫様」を名に、季節の果物のスイーツを提供

  • 桃の王様パフェ

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 アーチ型の門が「異空間」の入り口だ。四季の花や緑に包まれた庭園に、来訪者は心を躍らせる。木枠の窓越しに席を取り、植物を眺める静ひつな一時。「バラのシーズンにはおとぎの国のようになります」と「greenfinger cafe(グリーンフィンガーカフェ)」オーナーの清水きよみさんは語る。

 「王様」と「お姫様」の名を冠した、季節の果物のパフェやクレープを提供する。

 夏に推す一品が鶴ケ島市や山梨、福島県で栽培されたモモを使う「桃の王様パフェ」(3千円)。グラスの器の上にモモが丸ごと一つ座る。その下にはキウイやラズベリー、ゼリーなどが盛られ、華やかで多彩な味覚を演出する。丸ごと一つのモモは別の皿に移し、アングレーズソースをかけて楽しむのが流儀だ。

 「桃のお姫様クレープ」(2300円)は、もっちりとしたクレープ生地を、半月型のモモやラズベリー、カスタードクリームなどが甘味や酸味で引き立てる。

 パフェやクレープに300円を追加すると、ドリンクセットとして「プレス珈琲」などが提供される。清水さんが「フランス中を食べ歩いた」後に完成へこぎ着けたそば粉のガレットも、お薦めだ。

 店舗は隣接の造園会社「清水工業ガーデン」が運営する。清水さんは「季節の花を楽しみながら『花育』として皆さんと成長したい」と話している。

【メモ】グリーンフィンガーカフェ 鶴ケ島市上新田4の1(電話049・279・1128)。営業時間は午前11時~午後5時。定休日は毎週月~水曜日。東武越生線一本松駅から徒歩約12分。

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