女子高生が死亡…「学校に行く」と言って外出、樹海で発見 自宅に手紙 途中で合流した男逮捕、誘拐の疑い 深夜に樹海に入った2人、翌朝1人で出てきていた21歳
2025/06/23/07:21
交流サイト(SNS)で知り合った、県内の女子高校生を連れ去ったとして、県警捜査1課と浦和署は21日、未成年者誘拐の疑いで、岐阜県美濃加茂市古井町下古井、職業不詳の男(21)を逮捕した。女子高校生は山梨県富士河口湖町の青木ケ原樹海で死亡した状態で発見されており、県警は自殺ほう助も視野に捜査を進めている。
逮捕容疑は8日午後9時5分ごろから同日午後11時50分ごろまでの間、SNSで誘い出した10代の女子高校生を富士河口湖町の富士山麓電気鉄道河口湖駅付近の路上から同町の駐車場まで徒歩で連れ去り誘拐した疑い。容疑を認めており、「一緒に自殺するために、女子高校生を誘って、河口湖駅から青木ケ原樹海近くまで連れて行ったことは間違いない」と話しているという。
捜査1課によると、2人はSNSを介して知り合ったとみられる。女子高校生の関係者が9日午後、「8日午前に学校に行くと言って外出してから帰宅していない」と浦和署に行方不明届を出しており、15日の朝、河口湖駅から10キロ以上離れた国道139号沿いにある富岳風穴交差点近くの青木ケ原樹海で、死亡した状態の女子高校生を男性が発見し110番した。県警は現場の状況から自殺とみている。
防犯カメラの映像などから女子高校生は外出後、午前11時過ぎに河口湖駅付近にいたことが分かっており、午後9時ごろに男と接触。青木ケ原樹海方向へ向かい、約3時間後の午後11時50分ごろに樹海付近の駐車場にいたという。その後、男は翌9日午前8時ごろに1人で樹海から出てきていた。
女子高校生の自宅の部屋には、自殺をほのめかす内容が書かれた置き手紙が見つかっており、県警は男とのSNSのやりとりや、女子高校生が死亡した詳しい経緯を調べている。










