埼玉新聞

 

木造住宅など4棟が全焼…焼け跡から1人の遺体 中学生の次女が安否不明 午後8時前に出火、現場は田園地帯の一角で出火当時は風が吹く

  • 【地図】加須市

    加須市の位置

  • 全焼した建物=20日午前10時半ごろ、加須市中樋遣川

    全焼した建物=20日午前10時半ごろ、加須市中樋遣川

  • 焼け跡を捜索する署員=20日午前10時半ごろ、加須市中樋遣川

    焼け跡を捜索する署員=20日午前10時半ごろ、加須市中樋遣川

  • 【地図】加須市
  • 全焼した建物=20日午前10時半ごろ、加須市中樋遣川
  • 焼け跡を捜索する署員=20日午前10時半ごろ、加須市中樋遣川

 19日午後7時55分ごろ、加須市中樋遣川、無職男性(66)方から出火、いずれも木造の平屋住宅と2階建て空き家、納屋、2階建て物置の計4棟を全焼し、住宅の焼け跡から1人の遺体が発見された。

 加須署によると、男性は40代の妻、高校生の長女、中学生の次女の4人家族。長女が火を見つけ119番した。男性と妻が救急搬送されたが、命に別条はないという。長女は無事が確認され、次女が安否不明という。遺体は次女の可能性が高いとみて身元の確認を進めるとともに、出火原因などを調べている。

 現場は田園地帯の一画。出火当時、風が吹いており、周囲の建物4棟に延焼したとみられる。近所の人の話によると火が燃え広がってから、妻が男性をかばいながら避難した。次女は逃げ遅れた可能性があるという。出火直後、母親が長女に「消防署に連絡し、近所の家に助けを求めるように」と話していたという。

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