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ワールドケミカルが破産手続き開始 負債額1億8700万円 埼玉【倒産情報】

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 帝国データバンク大宮支店によると、金属製品塗装のワールドケミカル(松伏町)が5月30日にさいたま地裁越谷支部から破産手続きの開始決定を受けていたことが分かった。破産管財人は土屋文博弁護士(ユアライト総合法律事務所、越谷市)を選任、債権届け出期間は7月14日まで。負債総額は約1億8700万円。

 同社は1955年創業、78年4月に法人改組された。粉体、焼付などの塗装技術を有し、配電盤をはじめとした金属製品の塗装を手がけていた。茨城県下妻市内に工場を構え、大手電力制御装置メーカーなどが主な得意先。2008年9月期には年売上高約2億円を計上していた。

 その後、取引先の生産ラインが海外へシフトする動きが強まり、受注量・単価ともに伸び悩み、16年に合理化の一環で印刷部門を第三者へ譲渡。近年は主力得意先との取引が解消され状況が一層悪化、支え切れず事業継続を断念した。

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